畳ベッドが腰痛に効果的なのは本当です
結論からいうと畳ベッドは腰痛に効果的です。
硬い畳に布団を敷いて眠ることで、腰が沈みこむことがなく、適度に高反発なので睡眠中に寝かえりがしやすく、腰の筋肉が固まってしまうことを防いでくれるからです。
さらに、床が畳の和室に布団で眠るよりも、畳ベッドは高さがあるので布団(マットレス)への寝起きが楽で腰に負担が掛かりません。
その為、畳ベッドは腰痛に効果的な寝具の一つといえます。
それでは、もう少し詳しく腰痛の原因や対策、畳ベッドの効果についてみていきましょう!
腰痛になる一番の原因は、柔らかいマットレスや布団による、腰の沈みこみ
これは皆さんご存知の方も多いと思います。
マットレスや布団が柔らかかったり、へたっていたりすると、寝ているときに腰が沈みこんで曲がってしまいます。
背骨も不自然に曲がった窮屈な姿勢になり、腰回りの筋肉は圧迫されて血流が悪くなり、筋肉は固まってしまいます。
マットレスや寝具は、体が必要以上に沈み込まない「硬めの寝心地」を選ぶこと!
これは、腰痛対策の大原則の一つです! (*寝たきりの方は、床ずれ防止の為に、逆に低反発の寝具を選ぶほうがいい場合も例外としてあります。)
畳の和室に布団よりも、「畳ベッド+布団や硬めのマットレス」は寝起きが楽♪
既に腰痛の症状がある場合、「腰かけやすく、起き上がりやすい高さのベッド」を選ぶのが理想的です。
毎日、朝と夜に布団に入ったり起き上がるたびに、腰や膝に負担がかかるのは結構つらいものです。
とくに、朝腰が固まっているような状態で布団から起き上がるのは痛みを伴い苦しいものです。
また、最近はマットレスの位置を調整できる、高さを変更できるベッドもあります。
そういうベッドを選ぶことで、寝起きするのが楽になります。
腰痛対策として知ってほしい「寝返り」の筋肉をほぐす効果
寝ているときに「寝返り」が出来ない(しない)と、一晩中腰の同じ部分の筋肉が圧迫された状態で固定されたままになります。
すると、腰回りの血流が悪くなり筋肉は固まってしまいます。
そもそも、同じ姿勢をずっと続けると筋肉はかたくなってしまうので、体重による圧迫と、同じ姿勢を続けていることによる二重のダメージが腰回りの筋肉に入ってしまうのです。
その為、睡眠中に寝返りをすることで、姿勢や圧迫される場所を変え、筋肉の負荷を軽減する必要があるのです。
ここで問題になるのが柔らかかったり、へたってしまったマットレスや布団です。
寝返り自体は無意識で行われる運動ですが、寝返りをするためには寝具の反発が必要になります。
高反発な硬めのマットレスや、畳に布団といった硬めの寝具が腰痛にいいとされるのは、腰の沈みこみを防ぐだけでなく、適度に高い反発力によって寝返りをしやすくする効果も重要なポイントなのです!
畳ベッドは腰痛に効果的だけど、畳ベッドじゃなくても硬めのマットレスならOK
ここまで読んでいただければお分かりだと思いますが、結論的に畳ベッドは腰痛対策として効果的です。
ただ、畳ベッドでなくても、硬めで腰が沈みこまずに、寝返りをアシストしてくれるようなマットレスのベッドでも、畳ベッドと同様の効果が得られます。
腰痛の原因や対策のポイントを知っておくことで、マットレス派の人はマットレスでもいいですし、畳に布団がいいという人は、畳ベッドに布団で眠るというスタイルを選ぶと自分好みの寝心地で、腰痛対策をしつつ眠ることが出来ます。
朝起きたときの腰の痛みを改善する日常生活での腰痛対策
ここまで、畳ベッドの腰痛への効果や、腰痛の原因や対策などを紹介してきました。
さらに、日常生活の中で、腰痛がちな方や朝起きたときに腰が痛いという方にお勧めの対策を紹介します。
●デスクワークの人は、長時間同じ姿勢が続かないように、軽く体を動かす習慣を付けましょう。
:腰を左右にひねる
:背伸びをする
簡単で地味な話ですが、これをやるのとやらないのとでは「雲泥の差」があります。
できれば、30分置きくらいに姿勢を変えるために上記のようになんらかの方法で軽く体を動かしましょう。
毎日続けることで、デスクワークの首、肩、腰の疲労を大幅に軽減することが出来ます。継続は力なり、ですね。
●寝る前に腰回りを中心としたストレッチをする
簡単なストレッチで十分ですので、寝る前の習慣として継続して行うことが大事です。
毎日腰回りを少しほぐしてから眠るようにすることで、朝起きたときの腰の痛みを和らげてくれる効果があります。
コメント